堅物なれど優しさ・忠義心はナンバーワン!武将・石田三成の名エピソード3選 (2/4ページ)
そして「喉が渇き、すべて飲んでしまった。美味しかったのでもう一杯いただきたい」と言います。その三成の豪胆さや優しさに感銘を受けた義継は、三成を支える一生の盟友となりました。
お茶といえば、のちの主君である豊臣秀吉との出会いにも「三献の茶」という逸話があります。
三成が寺付きの小姓だったころ、鷹狩りの帰りに寺を訪れた秀吉に対して、彼は三杯のお茶を用意しました。
一杯目は、飲みやすいようぬるめの温度で茶碗にたっぷり入れたものを。続く二杯目は、一杯目よりも少なめでお茶の味が感じられるものを。そして三杯目は、うんと少なく濃く淹れることで味を楽しめるようにしたのです。
このことからも、三成が細やかな気遣いの持ち主であることが伺えますね。
最後まで貫かれた忠義また、主君である豊臣家に対して大変忠義深い人物であることも知られています。
ご存じの通り、彼が大将となった西軍は、関ヶ原の戦いで敗れました。そして三成は東軍に捕らえられ、斬首が決定します。