乱痴気騒ぎがすぎる!権力にモノ言わせ、敦康親王をひんむいた藤原道長の「善行」とは? (3/3ページ)

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『紫式部日記絵巻』より、藤原道長

こうした乱痴気騒ぎについて、道長は「憐れみの心深きゆえに行った」との旨を『御堂関白記』に書いています。しかし道長に批判的な伯父の藤原実資(さねすけ)はその軽率さを『小右記』で非難しました。

施したければ勝手に施せばよいものを、皆が逆らえないのをいいことに衣を脱がせるなど……やはり寄付は、する方もされる方も共に幸せであるのが一番ですね。

※参考文献:

倉本一宏『平安京の下級官人』講談社現代新書、2022年1月

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