【鎌倉殿の13人】まさかフラグ?上総広常(演:佐藤浩市)がこっそり手習いを始めた理由(伏線)を予想 (3/5ページ)

Japaaan

「現在、目立った動きはないものの、水面下で……という可能性も」

まぁ、謀叛が表面化したら手遅れなので、早めに手を打っておく必要がありそうです。

「本心を確かめる猶予はない。折を見て介八郎(広常)を斬れ」

「は」

かくして12月22日、景時は広常を双六に誘い、大いに盛り上がったところを一刀に斬り捨てたのでした。

果たして広常の真意は……

「さて、と。彼奴が奉納した甲冑を引き取り、例の願文に何が書いてあるのか検分せよ」

新年を迎えた寿永3年(1184年)1月17日。頼朝は玉前神社から広常が奉納した甲冑を回収。結びつけられた願文には、こう書かれています。

敬白
上総国一宮宝前
立申所願事
一 三箇年中可寄進神田二十町事
一 三箇年中可致如式造営事
一 三箇年中可射萬度流鏑馬事
右志者為前兵衛佐殿下心中祈願成就東国泰平也如此願望令一々円満者弥可奉崇神威光者也仍立願如右
治承六年七月日  上総権介平朝臣広常

【意訳】
上総国一宮の宝前に敬って白(もう)す
所願を立て申すこと
一つ、これより三年間、二十町(約20ヘクタール)の田を寄進=収穫を奉納します
一つ、同じく古来のしきたりに則り、神社境内の整備費用を奉納します
一つ、同じく流鏑馬神事(及び、その興行収益)を奉納します
前兵衛佐(さきのひょうゑのすけ。頼朝)殿の願い、そして東国の平和を叶えて下されば、これらのお礼と共に末永く崇敬いたします

治承6年(※1)7月吉日  上総権介平朝臣広常(※2)

何と広常が心中に秘めていたのは、謀叛の企みどころか頼朝の大願成就と東国の平和

神仏への願文は平素の文書と異なり、右筆(ゆうひつ。書記、秘書)などには代筆させず、自ら一筆々々真心を込めて書くもの(そうでないと、願いがバレます)。

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