【鎌倉殿の13人】佳久創が熱演する武蔵坊弁慶、史実の登場シーンはたった2か所だけ!? (1/4ページ)
義経「武蔵坊、派手に行け」
弁慶「心得た!」※NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第12回「亀の前事件」より
源平合戦のヒーロー・源義経(演:菅田将暉)に仕える第一の家来と言えば、多くの方が名を挙げるであろう武蔵坊弁慶(むさしぼう べんけい)。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では佳久創さんが熱演、これからの暴れっぷりに期待が寄せられています。
五条大橋で出会った二人(※当時、ここに橋はなかったけど)。歌川芳藤「御曹司牛若丸 武蔵坊弁慶」
弁慶と言えば五条大橋での出逢いや逃亡中の大芝居(勧進帳)、そして義経を守り抜いての立ち往生など、いかにも豪傑らしいエピソード盛りだくさん。これは佳久創さんも演じ甲斐がありそうですね。
……しかし、これらは南北朝~室町時代に成立した軍記物語『義経記(ぎけいき。作者不詳)』などによる創作で、一応の史実である『吾妻鏡』にはたった2か所しか登場していません。
いったい、どんなエピソードが書かれているのでしょうか。
義経の都落ち『吾妻鏡』で弁慶が初登場するのはこちらの2か所。まずは文治元年(1185年)11月3日。
前備前守行家〔櫻威甲〕伊豫守義經〔赤地錦直垂。萌黄威甲〕等赴西海。先進使者於仙洞。申云。爲遁鎌倉譴責。零落鎭西。最後雖可參拝。行粧異躰之間。已以首途云々。前中將時實。侍從良成〔義經同母弟。一條大藏卿長成男〕伊豆右衛門尉有綱。