人間の肺の中から、新たな細胞が発見される (2/4ページ)

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・マウスと人間の肺は違う
 人間の呼吸器系の研究は、マウスの肺をモデルにして行われることが多い。だがRAS細胞を発見した研究グループは、これに不満を感じていたという。

 両者の肺はまったく同じではない。だから、どれだけマウスの肺を調べても、人間の肺を完全に理解できるようにはならない。

 人間の肺をもっと理解したかった研究グループは、健康な人間から採取された肺組織サンプの遺伝子を解析していた。そして、これまで知られていなかったRAS細胞の存在に気づいたのである。

 「人間の肺の気道がマウスと違うことは以前から知られていました」と、ペンシルベニア大学のエドワード・モリッシー教授は語る。

 ごく最近登場した最新技術のおかげで、細胞を採取してその違いを探れるようになったのだという。

 実はマウスよりもフェレットの肺の方が人間に近い。そして、フェレットにもRAS細胞は見つかっている。

 このことから、大きさが人間に近い(あるいはそれよりも大きい)哺乳類なら、ほとんどにRAS細胞があるのではないかと推測されている。

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・RAS細胞の主な2つの役割
 RAS細胞には主に2つの機能がある。1つは、分子を分泌して、気道が潰れないよう防ぎ、肺が効率よく機能できるよう維持することだ。
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