「鎌倉殿の13人」佐藤浩市 演じる上総介広常の最期は近い!?第15回放送「足固めの儀式」を予習 (4/6ページ)
※『愚管抄』巻六より
【意訳】上総介八郎広常と申す者は東国の強豪。頼朝が挙兵して平家を討伐できたのは、広常の功績大なりと言える。
しかし広常は「なぜ朝廷など気にするのか。坂東で独立すれば誰も手出し出来ぬ」などと朝敵に対して謀叛の心を持っている。
そんな「広常を従えていたら、頼朝まで謀叛を疑われてしまうので、粛清すべき」と頼朝に伝えた。そこで頼朝は梶原景時に広常を討たせた。まことに梶原の大手柄である。
双六を打っている最中、一瞬の隙を衝いて一刀に広常を斬り捨て、その首級を頼朝に献上したという。
これらの報告が事実であるなら、梶原はほんとうに朝廷の宝と言うべき人材である。
……要するに「広常は強いが、朝廷に対して反抗的である。なので今後の出世を考えたら粛清すべきとの意見に従い、頼朝は景時に命じて広常を暗殺させた」という流れになります。
終わりにちなみに双六(すごろく)とはよくイメージされる人生ゲーム的なものではなく、バックギャモンに近いルールや道具で遊ぶものでした。
当時、庶民からやんごとなき方々まで大流行。博奕に使われて破産する者が後を絶たなかったため、たびたび禁止令が出されたと言うから驚きです。