1型糖尿病細胞治療を目的とした均質なヒトiPS細胞由来膵島細胞の 大量培養生産シングルユースシステムの実用化に向けた共同開発の開始 (1/4ページ)
【概要】
佐竹マルチミクス株式会社(埼玉県戸田市 代表取締役社長 西岡光利 以下当社)は、バイオベンチャーのオリヅルセラピューティクス株式会社(神奈川県藤沢市 代表取締役社長 野中健史 以下OZTx社)と共同で、Brittleタイプの1型糖尿病患者さんの新規細胞治療法開発を目的とした培養システムの共同開発をスタートする。当社は、2017年より京都大学iPS細胞研究所(以下CiRA)及び国内製薬企業(以下共同研究先)と共同で、細胞治療に適した均質なヒトiPS細胞由来の膵島細胞(iPIC)を、一度に最大数百億個の大量培養を安定的に実現し得る、世界でも例のない高効率連続培養シングルユースシステム(VMF-SUB/TCSシステム)を開発した。本システムは、自動制御による灌流培地交換が可能で、1か月程度のiPICの分化誘導を完全閉鎖系で実施することが可能となる。
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NzA5MiMyOTQ5NTIjNzcwOTJfTVdtbnZpQ1RYUS5wbmc.png ]
当社は、引き続き、CiRA及び共同研究先からiPIC関連資産の譲渡を受けたバイオベンチャーであるOZTx社と共に、細胞製造施設に適した仕様へと同システムの最適化を行い、Good Manufacturing Practice (GMP) に準拠した治験薬製造へとつなげていく。OZTx社は、2024年頃を目途に同システムで製造したiPICの患者さんへの移植を目指す。
なお、iPICは、CiRAの豊田太郎講師が見出した膵分化誘導法を土台に開発された、細胞治療への応用に適したヒトiPS細胞由来の膵島細胞である (Sci Rep. 2022;12:4740)。