宇宙に複数の世界線が存在するのなら、タイムトラベルは可能 (2/7ページ)

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 その結果、タイムトラベルが相対性と矛盾しておらず、それを等式として書き表せることが理論上は明らとなった。だが物理学は数学ではない。どんな等式も現実に即していなければ意味がない。

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・タイムトラベルの矛盾
 タイムトラベル等式が非現実的とされる理由は2つある。1つは実行する上での問題だ。タイムマシンを作るには負のエネルギーを持つ「エキゾチック物質」が必要と考えられている。

 エキゾチック物質は、既知の物理法則を破りうる風変わりで奇妙な物性を持つ仮説上の物質を意味する。

 通常の物質は正のエネルギーを帯びており、負のエネルギーを持つ物質はそのあたりに転がっている代物ではない。量子理論上はそれを作り出せるとされているが、ごく少量をほんの束の間だけだ。

 それでも十分な量のエキゾチック物質を作れないと証明されたわけではない。

 また、エキゾチック物質なしでもタイムトラベルを可能にする等式が見つからないとも限らない。ゆえに、この問題は今の技術や知識レベルでの問題と言えるかもしれない。

 だがもう1つの問題はより深刻だ。

 それはタイムトラベルが理論的に矛盾しているように見えるということだ。タイムトラベルを行うといくつかのパラドックスが生じてしまうのだ。とりわけ厄介なのは「親殺しのパラドックス」と知られる矛盾だ。

 これは過去に行ったことで過去が変わり、それが最初の出来事を不可能にしてしまうというパラドックスで、SFでも人気のテーマだ。
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