宇宙に複数の世界線が存在するのなら、タイムトラベルは可能 (6/7ページ)
はたして、この宇宙は複数の世界線を受け入れてくれるのだろうか?
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量子力学は確かにその可能性を示唆している。少なくともエヴェレットの「多世界解釈」では、あり得る観測結果に応じて、1つの歴史が複数の歴史に分裂するとされている。
エヴェレットの多世界解釈は、量子力学の観測問題における解釈の一つである。この解釈では宇宙の波動関数を実在のものとみなし波束の収縮が生じない。そのかわり重ね合わせ状態が干渉性を失うことで、異なる世界に分岐していくと考える。
たとえば、かの有名なシュレーディンガーの猫が生きていたか、死んでいたかで歴史は2つに分裂する。あなたが過去にたどり着けたかどうかでも然りだ。
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・複数の世界線し一般相対性理論と矛盾しないタイムトラベル理論
これはただの推測に過ぎない。だがシューシャニーらは今、それをもっと具体的な理論にしようと取り組んでいる。
複数の世界線が存在し、かつ一般相対性理論と矛盾することのないタイムトラベルの理論だ。もちろん、この理論が完成したとしても、タイムトラベルが完全に可能であるという証明になるわけではない。
だが少なくとも、親殺しのパラドックスがあるからタイムトラベルは不可能と切り捨てる必要はなくなる。