イルカはおしっこの味で仲間を認識することができる (2/3ページ)
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・声とおしっこの味が一致すると強い関心を示すことが判明
おしっこの味で仲間を認識できるとはいえ、やはり手がかりは多い方がいいようだ。
もう1つの実験では、イルカにおしっこを味わってもらうとき、おしっこの主かそうでない個体の口笛を水中スピーカーで流してみた。
すると口笛と尿の主が一致しているときの方が、イルカはスピーカーの周囲に長く留まったのだ。つまり2つの手がかりが一致する相手を指し示していると、より強い興味を掻き立てるらしいということだ。
「人間以外の動物が、音声で単語のような音を使うという証拠は、そうお目にかかれるものではありません」と、ブロック氏は話す。
高度な社会生活を営むイルカにとって、敵を識別できる能力と同様、味方を識別できる能力もまた生きる上で有利であると考えられるという。
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・尿に含まれる脂質が関係
このような尿による個体の識別は、そこに含まれる「脂質」が関係しているようだ。
また尿で仲間を識別するという今回の発見から推測するなら、おそらくイルカはそれ以外の情報も得ている可能性が高い。
たとえば、その味で相手の生殖状態を把握しているかもしれないし、フェロモンがわりにして尿で仲間の行動に影響を与えたりしているかもしれない。・人間の肥満を制御するヒントに
さらに意外にも、人間の肥満についても示唆に富んでいる。