いざ奥州征伐、泰衡討つべし…梶原景時の息子たちが陣中で詠んだ名歌を紹介【鎌倉殿の13人】 (1/4ページ)
文武両道の名将として知られ、人々から「鎌倉ノ本体ノ武士(理想的な鎌倉武士)」などと評された梶原景時(演:中村獅童)。
源頼朝(演:大泉洋)の懐刀として陰に陽に大活躍、時には汚れ仕事や嫌われ役もいとわない万能苦労人でした(それが祟って頼朝の死後、一族揃って粛清されてしまうのですが……)。
そんな才能は息子たちにも受け継がれ、折にふれて発揮されるのですが、今回の舞台は奥州征伐。
嫡男(長男)である梶原源太景季(演:柾木玲弥)と次男の梶原平次景高(へいじかげたか)は、戦場でこんな和歌を詠んだのでした。
君が越ゆれば 関守もなし……源太景季の爽やかな一首時は文治5年(1189年)7月29日。謀叛人・源義経(演:菅田将暉。故人)を匿った罪で藤原泰衡(演:山本浩司)を討つため、頼朝らは白河関(福島県白河市)を越えました。
ここは坂東と奥州の境界線。大した抵抗もなく乗り込んだ頼朝は余裕綽々、源太景季をそばに招いて語りかけます。