ぼぼ、珍宝、魔羅(まら)…移ろいゆく女性器、男性器の呼び名を江戸文化から辿る (3/3ページ)

Japaaan

では「ちんこ」は一体どこから?

辞書では

ちんちん=陰茎をいう幼児語。ちんぼ。(大辞泉)
ちんこ=男性性器をいう幼児語。ちんぼ。ちんぼこ。(大辞泉)

で、この「ちん」ですが、小さいという意味の「ちっこ」が変化したものだそうです。確かに、小さいことを「ちんこい」という方言もありますね。子供が行う芝居を「ちんこ芝居」ともいうようです。

結論的に「ちんこ」は、こどもの性器を指していたようです。それに対して、大人のものは「魔羅」なんですね。

ということは、江戸時代では大人のものは魔羅や陰茎と呼んでいたものの、いつのまにか子供のアソコを指すちんこが、現代では年代問わず指し示すようになった、ということでしょう。

今回は辞書や巷間で流布している説をまとめてみました。言葉は生き物だということがよくわかりますね。

日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan

「ぼぼ、珍宝、魔羅(まら)…移ろいゆく女性器、男性器の呼び名を江戸文化から辿る」のページです。デイリーニュースオンラインは、日本語江戸時代語源カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る