上司が仕切る会議は時間のムダ? 人事評価トップ5%社員たちの意外な時短術 (2/5ページ)
――この2年間にそういった声が多かったということは、コロナ禍による働き方の変化の影響もあったのでしょうか?
越川:コロナ禍の影響で言うと、テレワークの普及によって通勤時間などはなくなったものの、自宅で仕事をしているとプライベートの切り分けが難しくなり、気づけばずっと仕事をしていたという声は珍しくありません。また、「残業をするな!でも売り上げは落とすな!」と言われて、隠れ残業をしてしまうケースもあります。
テレワークの普及と残業削減圧力によって、困っている人が多いということなのだと思いますね。
――確かにそのお話を聞くと、タイムマネジメントの必要性を強く感じます。
越川:そうですね。そこで、5%社員の時間に共通していた意外な時間の使い方をクライアント企業の2.2万人に試していただいたところ、「時短効果があった」と回答した人が89%もいて再現性が高いことが判明したんです。ならば、多くの方に実践していただこうということで、急遽このテーマで本を書くことになりました。
――5%社員の時間術の意外な特徴とはどのようなものですか?
越川:人事評価で優秀な評価をもらっている方々ですから、私も最初は業務処理能力が高いことが、残業をせずに成果をあげられる理由なのだろうと思っていました。でも、意外なことに、処理能力がひときわ高いというわけではなかったんです。
決定的に違う部分は「無駄なことをしない」ということです。本書にも書いていますが、彼らは「効率」ではなく「効果」を大事にしています。これは、上司やお客様に求められていることを必ず意識して、それしかやらないというイメージですね。
例えばパワーポイントで資料を作る時に、良かれと思って手の込んだ派手なものを作っちゃったりするじゃないですか。でも、それは単なる自己満足で時間を奪うだけのものと彼らは考えています。
――成果を出すことだけを考えて余計なことはしないということですね。
越川:そういうことですね。