上司が仕切る会議は時間のムダ? 人事評価トップ5%社員たちの意外な時短術 (3/5ページ)
また、彼らは集中力が高い傾向にあるのですが、「これは集中力を高めている」というよりは、「集中力を高く保てる時間を増やしている」といったほうがいいでしょう。
人間はそんなに長く集中力を保つことができませんから、45分集中して休憩、45分集中して休憩と、細かく刻みながら集中する時間を増やすようにしています。また、わざとため息をついたり、睡眠時間を長く取ったりするという工夫も取り入れたりしています。
結論をいうと、その人の持つ能力ではなく、仕組み化して高い集中力を発揮していたというのがポイントです。
――5%社員の時間術を残りの95%社員が実践する際に、特に成功しやすいテクニックを教えてください。
越川:再現率が高かったテクニックでいうと、数字で表現できるものですね。例えば先ほどいった45分集中して休憩を入れるというとか、「金曜に大きな仕事を2つ書き出す」といった、時間や数字で表現できる行動は真似しやすいです。
また、社内会議が多すぎると感じたときの「時短3アクション」として「参加者をその気にさせる」「上司に仕切らせない」「議事録は会議中に完成させる」という3つのアクションをまとめたのですが、それも効果が高かったです。他に会議時間を60分から45分に短縮したり、アジェンダを24時間前に共有するということも、時間短縮に成功しやすかったです。
――確かに社内会議はズルズルと長引いてしまいがちです。
越川:管理職の方々には説明しづらいのですが(笑)、特に「上司に仕切らせない」というアクションは予想以上に上手くいきました。上司が仕切ってしまうと、会議時間の7割はその上司が話していたりするんですよね。だから、上司ではない人をファシリテーターとして立てると時短に効果があるし、メンバーのファシリテーション能力も上がるんです。
――その意味では本書に書かれている時間術が、時短だけでなくスキルアップにもつながるということですね。
越川:そうですね。この本のテーマは、今まで良かれと思ってやってきたことを、勇気をもってやめるということだと思います。