上司が仕切る会議は時間のムダ? 人事評価トップ5%社員たちの意外な時短術 (4/5ページ)
今の話で言えば、上司は悪気があって独演会をしているのではないけれど、結果的に時間が伸びてしまっている。それを一度立ち止まって振り返ってもらう。
ご自身の業務を一度振り返ってもらって、改善したいものの中に本書のテクニックが活用できるものがあれば、ぜひ実践してもらいたいですね。
■仕事の時短を現実化するための行動で圧倒的に効果があったのは…――本書を読ませていただいて、5%社員は仕事の手離れというか、仕事を抱え込まないように準備をしたり、周囲を巻き込んだりすることがすごく上手いように感じました。これはタスクマネジメントの上手さだと思いますが、どのような部分が95%社員と大きく違うのでしょうか。
越川:5%社員のタイムマネジメントは仕事を受けたタイミングで始まるんです。仕事を受けたときに「自分で完遂する」という選択肢だけではなく、「これは任せる」「これはやらない」という判断もあるんですよね。そこが決定的に一般社員と違います。
だからおっしゃる通り、他者を巻き込む力は圧倒的に高いですし、仕事の仕方がすごくスマートに見えるんですよ。これを日本語で言うと「ずるい働き方」になるのですが、とにかく成果に向けて最短距離で仕事をするということを大事にしています。
――ほとんどの社員は仕事を振られたときに「やらない」という選択肢が浮かばないと思いますが。
越川:「やらない」というのは、引き受けたものをやらないのではなく、例えば資料の作成を依頼されたときに、不必要に派手にしないとかそういうことなんですよね。そこはやはり先ほどお話したように、「効果」「成果」を第一に考えているというところが大きいんですよね。
――タスクマネジメントでいうと、本書の88ページと89ページにあったタスク進行パターンの表はすごく分かりやすかったです。「スロースタート」「慎重」「スタートダッシュ疲れ」型はかなりムラがありますけど、5%社員は無駄がありません。