上司が仕切る会議は時間のムダ? 人事評価トップ5%社員たちの意外な時短術 (5/5ページ)

越川:これはあるあるですよね。例えば慎重パターンのように、期限は守るけれど慎重に準備をしていった結果、いつも納期近くにバタバタするという人は、そこで力を出し切ってしまって次の仕事にかかる初動が遅れてしまうんです。一方で、5%社員は少し余力を残して仕事を終えるので、次の取り掛かりも早いんですよね。
――その「初動が早い」という5%社員の特徴はかなり大きなポイントですよね。
越川:これはすごく大きなポイントです。今回の調査でどのようにしたら時短ができるかということを分析した結果、そのきっかけとなるものが3つあったんです。
まずはやらなければいけないことを時間内に終わらせる処理スピードですね。これが世に言う「時短術」です。ただ、それは時短のきっかけの3分の1にしか過ぎなくて、残りの3分の2は、「初動を早める」ということと「集中時間を継続する」ということなんです。
その中でも圧倒的に影響があるのが「初動を早める」で、仕事の取り掛かりを早くすることで、かなり時短できるということが分かったんですよね。だから、5%社員の行動を見ていると「やる気が出ないから仕事を後回しにする」ということがほとんどないんです。まずは仕事に手を付ける。そこから集中力のマネジメントをしていくということですね。
――「モチベーションが出なくて仕事を後回しにしてしまう」ということは私もよくありますが、それがズルズルと業務時間が伸びる原因だったんですね。
越川:5%社員を取材していて分かったのですが、モチベーションを高めてから仕事をするのではなく、仕事をはじめたら作業興奮でモチベーションが高まってくるという方が正しいんです。だから、5%社員のお話を聞いていて、「やる気に頼らない」ということはすごく大事だと分かりましたね。
(後編に続く)