違う種類の生物がよく似た姿形に変化する「収斂進化」は頻繁に起きていることが判明 (3/5ページ)
だが遺伝子の観点から見てみると、「アフリカ獣上目」という哺乳類の同じグループに属していることがわかる。
その名称から分かる通りアフリカ大陸に起源がある動物たちで、それゆえに地理的な分布も一致する。
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遺伝子の系統樹によるならば、小さなハネジネズミは、トガリネズミよりも大きなゾウに近い/Credit: iStock
こうしたことから言えるのは、「収斂進化」(遺伝的に無関係なグループであっても、同じ特徴を独自に進化させること)がこれまで考えられてきたより、ずっと頻繁に起きているということだ。
それどころか、同じ条件においてみると、同じ進化が何度でも起きることが、細菌の研究から明らかになっている。
「鳥とコウモリと昆虫が飛行能力を進化させ、イカと人間がカメラのような複雑な目を進化させたように、有名な収斂進化の事例はいくつもあります」と、ウィルズ教授は説明する。
「分子のデータで調べてみると、収斂進化は常に起きていることがわかります。近縁種とされてきた種が、じつはかけ離れていたなんてこともザラですよ」
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・遺伝子系統樹でこれまでの形態学がくつがえされる
これは同じ問題が起きたとき、進化は同じ答えを見つけ出すという証拠でもある。