敵前で退くなど出来ぬ!江戸時代の武士道バイブル『葉隠』より、柳川七騎の偏屈すぎる武勇伝 (3/4ページ)
「あいつら、何をしているんだ?さっさと戻って来いったら!」
残っている顔ぶれを見ると、七左衛門(しちざゑもん)、牛島監物(うしじま けんもつ)、相浦三兵衛(あいうら さんべゑ)、秀島四郎左衛門(ひでしま しろうざゑもん)、田代猪之助(たしろ ゐのすけ)、田代大右衛門(たしろ だいゑもん)……とあと一人はよく分かりません。
間もなく敵が彼らに迫り、たちまち乱戦となってしまいました。
「おい、早く戻れ!作戦が台無しだろうが!」
予め作戦を伝えておいたはずなのに……苛立つ茂里に対して、七人の誰かが答えて言うには。
「嫌だね。作戦だろうが何だろうが、敵を前にして逃げるなんて出来るもんか!」
さすがは九州男児、鍋島武士……と言いたいところですが、頑固者にもほどがあります。
けっきょく作戦は失敗。七人は大暴れして満足だったようですが、城攻めの戦果にはあまりつながりませんでした。