交霊会やハイズビル事件など物理的な心霊現象の歴史と当時の背景 (1/4ページ)

心に残る家族葬

交霊会やハイズビル事件など物理的な心霊現象の歴史と当時の背景

霊魂の姿を見たり声を聴いたりできる能力を持つと自称する者は多い。また普通の人間でも霊を見た、声を聴いたなどの心霊体験の報告も絶えない。それらは全てその人だけの主観的な体験であり、仮に霊が実在しているとしても存在証明にはならない。しかし、かつて死者の霊との交流を不特定多数の聴衆の前で証明しようという「交霊会」と呼ばれる試みがあった。科学時代に抗うように行われた見果てぬ夢とは。

■交霊会とは

交霊会とは霊能者と呼ばれる人物が、聴衆の前で霊魂を呼び出し、呼び出された霊魂は霊能者を介して様々な物理的な心霊現象を行う。ラップ音やエクトプラズムなどが有名である。日本では大正から昭和の前半ほどにかけて盛んに行われた。霊を召喚する技術は太古から存在した。邪馬台国の女王・ヒミコは神がかりとなり託宣による政を行っていたという。このようなシャーマン的存在は、死者の魂を降ろすとされる東北やアイヌのイタコ、沖縄のユタなど、減少しているものの現代においても継承されている。また霊視、霊聴能力を持つと称する霊媒、霊能者と呼ばれる人物は巷に溢れているが、いずれも死者の霊を呼び出し、自らまたは他者を依代として対話をさせる「口寄せ」の形式を取っている。これに対して交霊会は、霊魂が霊媒を通して物理現象を起こすという信じがたいものだった。イタコやユタを精神霊媒とするなら、物理現象を起こす霊能力者は物理霊媒といえる。

■ハイズビル事件

物理的心霊現象が現実に起こったとされる発端が「ハイズビル事件」である。1848年、ニューヨーク州・ハイズビルの民家で奇怪な現象が立て続けに発生した。この家の住人フォックス姉妹は現象の原因とみられる霊魂と交信する方法を発見。それは霊に質問をし、イエスなら一回、ノーなら二回、音をラップ音で鳴らすというものだった。この事件をきっかけに心霊研究は始まったとされる。しかし後にフォックス姉妹がラップ音は関節を鳴らして出した音だと告白。一連の現象はトリックであると結論付けられた。だがさらに後年、姉妹はあの告白は強要されたものだと訂正している。

この事件をきっかけにアメリカでは心霊現象を研究しようという動きが高まり、フォックス姉妹の真偽云々からは離れ、交霊会が盛んに行われた。

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