5月の重要イベントと人気銘柄のボラティリティ (4/5ページ)
ダウ平均株価のボラティリティは5月初旬と中旬に2度急上昇
[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3MzEzNyMyOTg2ODIjNzMxMzdfdUh3YWtOa0tGbS5qcGc.jpg ]
ダウ平均株価(US30)のボラティリティは、5月初旬と中旬に2度大きくボラティリティが上昇している。また、特筆すべき点は、4月と5月のボラティリティ推移がほとんど一致するような形を示していることだ。ボラティリティの最大値こそ5月の方が大きいものの、グラフの山々の形からは一定の周期性が伺える。実際のUS30の値動きからもチャネルラインの中でトレンドが進行していることから、一定の周期性を持った下落で相場が推移していると言えるだろう。世界的なインフレの中、米国のUS30は大きな注目を集めている。米国インフレが減速したといったニュースも多く見られており、インフレによる消費者の購買意欲が低下する不安感も若干の緩和を見せた。その結果か、US30の価格は、90年来の連続下落と言われる8週の続落を止め、大きく反発を見せている。
総評
5月のボラティリティ動向を追ってみると、全体の市場を通して4月と似た周期性を持った動きが確認される場合が多かった。こうしたボラティリティの周期性と値動きを照らし合わせると、チャネルラインの一定のレンジ幅の中で相場が推移している銘柄が多いことが確認できる。大局のトレンドは変わらず、5月は一時的な調整として逆行している可能性が高い。また、寄り付きから引けにかけて、取引量の低下と末日に急激に取引量が増加する銘柄も多かった。一連の動きが翌月までポジションを持ち越すこと自体が現在の相場でリスクとして考える市場参加者が多いといった見方もできる。