目の反応を調べることでADHDとASD(自閉スペクトラム症)の診断ができる可能性 (2/3ページ)

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それゆえ手軽で確実に診断する方法が望まれている。

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・ADHDとASDの子供は、網膜の電気反応に違い
 今回、フリンダース大学と南オーストラリア大学の研究グループは、およそ220名(ADHD15名、ASD55名、どちらでもない人156名)の子供を対象に、網膜に強い光を当てその電位変化を記録し、その波形から網膜の動きをチェックする「網膜電図(ERG)」で計測を行った。

 その結果、一般の子供と比較し、ADHDの子供は、光に対する網膜細胞の電気的反応が大きく、反対に、ASDの子供は反応が小さいことが明らかとなった。

 研究の主執筆者ポール・コンスタブル博士は、「網膜信号は、特定の神経によって発生する。そうした違いを見つけ出し、脳でも使われる各種の化学信号を用いる経路を突き止めれば、ADHDやASDなど発達障害の可能性がある子供の違いをはっきり示すことができる」と述べる。

 今のところ予備的な証拠でしかないが、発達が正常な子供とADHD・ASDの子供を区別するだけでなく、それ以外の病気の診断も可能かもしれないとのことだ。

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・目で脳を理解できる日が来る可能性
 共同研究者のフェルナンド・マルモレジョ=ラモス氏によると、彼らの最終的な目標は「目から脳を理解する方法」を考案することだという。

 網膜信号の異常から病気を診断できるようになるには、更なる研究が必要であるとのこと。

 それでもこれまでのところ、驚くべき発見であるようで、同氏は「まさに宇宙を見ているかのよう。

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