中村倫也「本物の激辛好きが目覚めた」ラー油そばとは? (3/4ページ)
■ラー油入りの肉そばの元祖的存在
3軒目は上野にある「喜乃字屋」で、こちらは駅から上野公園に向かう便利な場所にあるので、ちょくちょく利用している。夜はちょい呑みも楽しめる店だ。ここで十割そばにフォアグラのムースとそばつゆを合わせた、「フォアグラエスプーマもり」(980円、現在はメニューになし)を食べた一行。フォアグラのムースを薄めに合わせると、「蕎麦との相性も抜群」とのことだ。
そして、4軒目は三田の「à la 麓屋」。元フレンチのシェフが店主という、路麺党にはかなり前から知られた店で、やはり夕方から一杯飲れるのが嬉しい。そんなシチュエーションでぼくも立ち寄っている。番組で紹介されたお薦めメニューは、ラーメン風の冷やしそば「コテリ」(780円)。トッピングはチャーシュー・青ネギ・ニンニクチップ・煮卵と、見た目からしてラーメン。黒コショウのアクセントも絶妙で、山形の郷土料理「肉そば」を想起させる。
そして、ラストの5軒目は虎ノ門にあった「そば処港屋」。開店前から行列ができ、1時間待ちが当たり前という名店だったが、19年2月に17年の歴史を閉じた。ラー油入りの肉そばの元祖的存在で、常連客に松本人志(58)・勝俣州和(57)・千原ジュニア(48)・香取慎吾(45)、そして社長 島耕作(弘兼憲史)らがおり、創業者は引退したが、今は暖簾分け店の港屋2とMinatoya3がそれぞれ大手町と乃木坂にある。