中村倫也「本物の激辛好きが目覚めた」ラー油そばとは? (4/4ページ)

日刊大衆

むろんフォロワー店は全国にごまんとあって数えきれない。

 だから、中村らも「冷たい肉そば」(870円)を実食。蕎麦粉と小麦粉をオリジナルに配合したコシが強い太麺に、甘辛く煮付けた豚肉、ネギや海苔といった薬味をたっぷりトッピングし、ラー油を入れた麺つゆと生卵に絡めて食べる・・。筆者も本店で食べたのは1回ぐらいだが、並んだ甲斐もあったと思える旨さで、その味を超えるフォロワーはあり得ないだろう。ラー油大好きな中村の本命もこちらだったようで、さも満足げな表情で蕎麦を啜っていた。

■「1日3食でもイケる?」

 当初は中村も、若い頃はよく食べていたが「つなぎのほうが多いんじゃないか」とか、「蕎麦の味はしない」などと立ち食いそばを見下していた。ところが、多くの店が実際に立って食べるわけでもなく、価格的にも並のラーメン屋以上だが、それまでの立ち食いそば屋の概念を覆す味と個性を打ち出している。これはどこか、その辺にいる青年のようでいて、役ごとにことごとく異なる印象を与える、カメレオン役者の中村と重なってくるのでは……。

 しかし、いくら蕎麦でもあの細身によくあれだけ入るものだ。蕎麦の大食いをテーマにした、落語の『そば清』すら彷彿とさせる。司会の有吉弘行(48)から番組冒頭、「1日3食でもイケる?」と質問され、「全然イケます。2週間ぐらいそれでイケます」と豪語しただけある。あれこれ食べ歩いての、「蕎麦が世界旅行してるみたいです」との感想もなかなかオツだった。

(取材・文=鈴木隆祐)

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