まさかのカンニング用!?天皇陛下や神職が手に持っているあの板は何?笏(しゃく)にまつわる雑学 (5/6ページ)

Japaaan

どっちも同じ作りだけど……裏と表の見分け方

ところでさっきから「裏に笏紙(カンニングペーパー)を貼る」と言っていますが、笏の裏ってどっちか判りますか?

基本的に、笏はどっちの面も同じ作りになっているので、見分けようとしても意味がありません。

持ち疲れたのか、笏を持ち帰る保科正之。どんな時でも裏は見せない。狩野探幽筆

正解は「自分が裏と決めた方」とのこと。前出の方によれば、どっちを裏としても構いませんが「一度『裏』とした側を決して相手に見せてはならない」ということです。

そこで持っている時はもちろん、置く時も手前に伏せてから時計回りに反転させて持ち手を手前に向け(※持ち手が相手に向いているのは失礼である上、持ち上げられて=裏を見られてしまうかも知れません)、また持つ時は逆の手順で戻すのだとか。

こうした優美な仕草から、貴族たちがいかに笏の裏すなわち手の内を見せないか、に気を遣ってきたかが窺われます。

現代の神職さんが使っている笏も、その裏側をちょっと覗いてみたくなりますよね。

終わりに

以上、笏についてその起源や雑学など紹介してきました。

「まさかのカンニング用!?天皇陛下や神職が手に持っているあの板は何?笏(しゃく)にまつわる雑学」のページです。デイリーニュースオンラインは、平安貴族平安時代神道雑学カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る