世界最大のスイレン、新種であることを確認。葉の直径は3メートル (3/5ページ)
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image credit:RBG Kew
・第三の種の可能性を信じていた研究者
オオオニバスの知識にギャップがあるのは、ヴィクトリア時代に種の分類や命名に使われたオリジナルの植物標本がほとんどないせいだ。野生のオオオニバスの採集が難しいためだろう。
キュー王立植物園の科学・植物研究園芸家であるカルロス・マグダレナ氏は、この発見はこの20年の自分のキャリアの中で最大の成果だと述べている。
2006年に初めてネットでこの植物を見たときから、新種だと確信していました。これが、既知のビクトリア種のどちらにも当てはまらないことは明らかだったので、第3の種のはずだと思ったのです。新種を同定するのに使われたボリビアの標本は、1988年にボリビア国立植物標本室の名誉教授ステファン・G・ベック博士が収集したもので、彼はこれをヴィクトリア・クルジアナだと考えていた。
20年近く、ネットで野生のビクトリア種の写真をしらみつぶしに調べてきました。これは、18世紀や19世紀、20世紀のほとんどの植物学者には体験できなかった贅沢だと思います
1984年にボリビアの国立植物標本室が誕生したとき、ボリビアの学術的コレクションは極めて少なかったのです。カルロス氏は言う。
研究すべき場所はたくさんありましたが、私はリャノス・デ・モホスのある地域に興味をもちました。ヤクマ川の氾濫域で水生植物を数年間、採集する機会があり、現地の人がおしえてくれたレイナ・ヴィクトリアを見たいとずっと思っていたのです