世界最大のスイレン、新種であることを確認。葉の直径は3メートル (1/5ページ)
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英ロンドン南西部にあるキュー王立植物園で栽培されている巨大スイレン「オオオニバス属」が新種があることが、177年ぶりに明らかとなった。
オオオニバス属には、ヴィクトリア女王にちなんで名づけられた「オオオニバス(ヴィクトリア・アマゾニカ)」と、「パラグアイオニバス(ヴィクトリア・クルジアナ)」の2種があることが知られていた。
この植物園の研究者たちは、数十年前から第3の種があるのではないかと考えていた。その仮説を確かめるために、原産地のボリビアの研究者たちの協力をあおいだところ、新種「ヴィクトリア・ボリヴィアナ」の存在が明らかになったという。
・オオオニバス属の第三の種を発見
2016年、ボリビアのサンタクルス・デ・ラ・シエラ植物園とラ・リンコナダ庭園から、スイレン科オオオニバス属の第3の種ではないかと思われる種子が、ロンドンのキュー王立植物園に寄贈された。
この種子を発芽させ、ほかの2つの種と並べて栽培したが、この3種のDNAを調べたところ、それぞれ明らかに異なることを発見した。
この結果は『Frontiers in Plant Science』誌に発表されたが、新種は、ヴィクトリア・クルジアナにもっとも近く、およそ100万年前に分岐したことがわかったという。
キュー王立植物園のナタリア・プルツェロムスカ氏は言う。
生物多様性の喪失が急速に進む中、新種を同定(同種と認めること)することは基本的に重要な課題です。