「鎌倉殿の13人」ここでタイトル回収!宿老たちの合議制に頼家が反発…第27回放送「鎌倉殿と十三人」予習 (4/5ページ)

Japaaan

違反した者は罪に問うため、交名を作って提出すべし。とにかく彼ら5人の外は許可なく将軍への目通りを禁じる」とのこと。

「且彼五人之外(かつがつかのごにんのほか)」と言っていますが、名前が出ているのは四人のみ。頼家が言い間違えたのでしょうか。

小笠原弥太郎長経(おがさわら やたろうながつね)・比企三郎宗員(ひき さぶろうむねかず)・比企弥四郎時員(やしろうときかず)・中野五郎能成(なかの ごろうよしなり)……後に和田朝盛(わだ とももり)・細野四郎(ほその しろう)が加えられて6人の親衛隊が結成されたのです。

頼家の許可をいいことに、実際の狼藉に及んだのかは不明(イメージ)

甲乙人敢不可令敵對(こうおつにんのあえててきたいせしむべからず)……甲乙人すなわち一般庶民(現代の感覚なら住民A、Bとでも言ったところ)は彼ら親衛隊に何をされても逆らってはならない……とんでもない話ですね。

また御家人(こと13人の宿老)たちに対しても「親衛隊以外の何人たりとも、許可なく面会を認めない」と釘を刺します。要するに「お前ら13人の合議制なんかよりも、我が親衛隊の方が格上なんだからな!」と言いたかったのでしょう。

「……やれやれ」

これが暴君として悪名高い2代目将軍・源頼家の悪行始めとなったのですが……その後も色々とやらかした挙げ句、非業の末路を辿るのはよく知られる通りです。

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