愛犬家はお断り!?「今堀日吉神社文書」が伝える室町時代のイヌ飼育禁止令 (3/3ページ)
この辺りは平地のため、どちらかと言えば交易が盛んな地域。もちろんよそ者や犯罪には警戒するものの、行商など人の出入りは活発に保ちたかったのでしょう。
以上のような要素をもろもろ天秤にかけた結果、ウチでは犬の飼育を禁止しようと決められたものと考えられます。
終わりにそんな中で面白い説もあり、今堀郷を管轄する日吉神社の神使(みさき)は猿なので、「犬猿の仲」を配慮して犬を飼わないのだとか。
神様も地域の住民であり、共に生きていた中世の人々らしい発想ですね。もしかしたら、その辺りが正解なのかも知れません。
他の日吉神社が管轄している地域には同じような犬飼育禁止令があるのか、調べてみたいですね!
※参考文献:
清水克行・高野秀行『世界の辺境とハードボイルド室町時代』集英社、2015年8月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan