運慶の仏像が集結!「鎌倉殿の13人」との繋がりも見える展覧会『運慶 鎌倉幕府と三浦一族』開催中 (3/5ページ)

片方の目をつぶり、口を曲げて牙を上下に出した「天地眼」と呼ばれる表情をしており、こうした像例は平安時代中期以降の不動明王に見られるものです。
人間の表情に置き換えると存在しないものでありながら、なぜか真に迫るリアリティを持っているのは、運慶の卓越した技術の賜物。
目に嵌められた玉眼(水晶)も、生命感を生んでいます。
すでに大仏師であった運慶に仏像を作るように依頼ができたのも、三浦一族が極めて大きな力を持っていた証拠です。
学芸員の方によると「運慶に発注できるような人物は将軍以外では北条氏と三浦一族くらいだっただろう」とのことで、この地での三浦一族の存在感の大きさを示しています。
今回出展されている仏像を見ていくと、その裏に「鎌倉殿の13人」を感じることができるのです。
魅力的な仏像たち