運慶の仏像が集結!「鎌倉殿の13人」との繋がりも見える展覧会『運慶 鎌倉幕府と三浦一族』開催中 (4/5ページ)


運慶派あるいはその工房作と見られる、12体は今にも動き出しそうな躍動感にあふれています。
それぞれの表情も個性的で、愛着を持って見ることができるでしょう。
長く、同じ神奈川県の金沢文庫に寄託されており、12体揃っての展示は24年ぶりという貴重な機会です。
こちらは満願寺に伝わる「観音菩薩立像(右)」と「地蔵菩薩立像(左)」です。
まず圧倒的なのはその大きさ。いずれも2mを超える巨大さで、見た瞬間に声が漏れそうになるほど。
慈悲の仏である観音菩薩と、子供守護のご利益があるとされる地蔵菩薩ですが、こちらの二体は、こめかみの近くまで彫り込まれた切れ長のめと、しっかり結ばれた意志の強さを感じる口元の表情が特徴的です。
緊張感のあるつくりは、その背後に厳しい武家社会があったことを感じさせてくれます。
普段、お寺では秘仏となっており拝観することはできませんが、今回は特別に出展されています。
満願寺のご住職曰く「観音様たちもたまには、綺麗な海を見たいだろう」とのこと。