【三大法難その①】専修念仏をやめろ!?「元久の法難」で浄土宗と開祖・法然にふりかかった災難 (2/3ページ)

Japaaan

阿弥陀如来像

さらに、専修念仏を学ぶ浄土宗の門弟に向けては『七箇条制誡』と呼ばれる7つの制誡を示しました。その内容は、

①天台・真言の教説を批判したり、阿弥陀仏以外の諸仏菩薩をそしらないこと。

②まだ仏教の教えを修めていない無智の身であるにも関わらず、有智の人と諍論(じょうろん、言い争いのこと)をしないこと。

③念仏以外の修行を行う別解(べつげ)・別行(べつぎょう)の人に対して、本業(ほんごう)を棄置し嫌わないこと。

④念仏門には禁止されるべき行いがないからといって、酒や肉、色欲に耽ることを他人に勧めないこと。また教えをまじめに守っている者に対して、造悪を恐れないなどと主張しないこと。

⑤正しい仏教の教えから離れて自分勝手な考えを述べたり、諍論を起こさないこと。

⑥痴鈍の身でありながら、正しい仏教の教えを修する前に邪法でもって人々を教化(きょうけ)しないこと。

⑦仏法ではない邪法を説いて、それを正法としないこと。

というもので、法然の門弟達が署名をしていきました。

危機を逃れた、が…

ちなみに、先述したこの請戒は現在も京都嵯峨二尊院に残っており、その署名の中には、当時、綽空(しゃっくう)と名乗っていたかの親鸞の名もみえます。

これに加えて、法然に関わりが深い前関白・九条兼実の口添えもあって、延暦寺の僧たちの訴えは落ち着き、法然は救われました。

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