戦後日本の闇市で大人気!バカ売れした「残飯シチュー」やSMプレイのルーツ本「カストリ雑誌」 (2/2ページ)

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ですが残飯なので、衛生的に良いはずもなく、なかにはたばこやスプーン、使用済みのコンドームまで入っていたこともあったとか。

到底、口にできる食品だとは思えませんが、当時の人にとって残飯シチューは貴重な栄養源であり、闇市では名物といわれるほど人気の商品だったのです。

味については「おいしい」と言う人もいれば、「食べられたものではない」と言う人もいて賛否が分かれており、そもそも「残飯特有の酸味の強い匂いが受け付けない」と言う人も多かったとか。

カストリ雑誌

戦時中は娯楽のすべてが禁止されていました。

しかし終戦後には、規制が緩和。厳しかった娯楽本の出版も認められたのです。それを機に刊行されたのが、大衆向けの娯楽雑誌「カストリ雑誌」です。

「カストリ雑誌」は、闇市で残飯シチューと肩を並べるほどの人気商品でした。

B5判サイズの定価30~40円で販売され、内容はセンシティブなものが多く、基本はエロやグロがテーマで挿絵のある小説タイプ。なかには「奇譚クラブ」や「夫婦生活」と言った SMを中心に取り扱っていた雑誌もあったと言います。そういった雑誌がキッカケで広まったと言われる「SM」というプレイ、どのように描かれていたのかは気になるところですね。

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