「鎌倉殿の13人」いよいよ始まる!?三つ巴の後継者争い…第29回放送「ままならぬ玉」予習 (3/6ページ)
また従五位下という位階は、殿上人(てんじょうびと)と呼ばれる上級貴族の仲間入りを意味しており、坂東武者として初めて内裏に上がる≒天皇陛下と謁見することが許されたのです(実際に謁見するかはともかく)。
※内裏に上がれるのは五位以上。六位以下の下級貴族とは厳然たる身分格差がありました。
永らく地下人(ぢげにん)などと呼び蔑まれ、公家たちから犬馬の如く引き働かされていた武士にとって、これ以上の栄誉はありません。
それを踏まえてドラマを見ると、時政の喜びをより共有できることでしょう。
一幡、善哉、そして千幡……第3代鎌倉殿は誰に?前回、頼家の正室つつじ(演:北香那。辻殿)が妊娠していた描写がありました。彼女は間もなく男児を生み、善哉(ぜんざい)と名付けられます。後の公暁(演:寛一郎)です。
源頼朝(演:大泉洋)は生前「つつじが男児を生んだら、その子を後継ぎとするように」と遺言しており、既に側室のせつ(演:山谷花純。若狭局)が生んでいる一幡(いちまん)とどっちが鎌倉殿の跡を継ぐのか、俄かにざわめき出しました。
一幡:母が比企一族⇒比企派有利
善哉:母は源氏一族⇒中立
北条としては頼朝の遺言もあることだし、なるべく善哉に継いで欲しいところですが、おとなしくそれを呑む比企ではありません。
ただし一幡も善哉もまだ幼な過ぎる……ということで、第三の候補者として頼家の弟である千幡(後の源実朝)を担ぎ出します。