人を傷つける言葉は実際にビンタされた時と同じダメージを脳に与え、長くとどまる (1/5ページ)
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「言葉の暴力」とは、言葉を使って他者に精神的苦痛を与える心理的に制圧を加える心理的暴力のことだ。例え肉体にダメージをくらわなくても、言葉だけで深く傷つくことがあるのは、私たちはみんな知っている。
新たな研究によると、侮辱的な言葉の暴力を受けると、それが自分に向けられたものであろうと、他人に向けられたものであろうと、脳は、物理的に頬に平手をくらったのと同じようなダメージとして処理していることがわかったという。
・否定的な言葉はストレスや不安を誘発させる
同じ言葉でも、愛について語るとき、または愛情をこめて語るとき、それは嬉しさや喜びをもたらす。逆に、憎しみのこもった言葉は、私たちを不安にさせ、苦しみや恨みを抱かせる場合もある。
言葉というものが、正確にどれくらい感情を制御しているかはまだ正確にはわかっていない。
だが、新たな研究からわかったことは、言葉は心理学的にも、生理学的にも影響を及ぼすということだ。
ドイツで行われたかつての研究では、否定的な言葉を聞いたり読んだりした人の神経反応をモニターしてみた。
その結果、否定的な言葉にさらされると、前帯状皮質内(sACC)の「暗黙の処理(IMP)」が増加することがわかった。
暗黙の処理とは、否定的な言葉がストレスや不安を誘発するホルモンを分泌するという専門的な言い方だ。
別の研究では、自分から否定的な話をすることが多い子どもは、不安のレベルが高いことがわかっている。
否定的な言葉が、短期的にも長期的にも私たちの認知や感情の健全に影響を与えることは、わかっている。