2021年消費者向けサービスロボットグローバル市場における成長率を発表〜出荷が前年比25%増加〜 (4/5ページ)

バリュープレス

初期投資が巨額で導入コストが高くつくことが原因である。このセグメントの主要企業としては、Starship Technologies、Nuro and Piaggio Fast Forward(Piaggioの子会社)がある。この種のロボットは主に北米市場で展開されており、ロボットの価格帯は2,500~10,000米ドル(約34~135万円)である。
● 医療用ロボット: このセグメントのロボットには、手術用、エクソスケルトン(Exoskeletons: 外骨格型の活動支援装置。日本ではパワードスーツと呼ばれることが多い)、病院内搬送ロボットがあり、医療用カテゴリーの中で、それぞれ61%、23%、11%のシェアをもっている。

消費者向けサービスロボット市場は、今後用途が広がるに連れ、大きく成長する可能性を秘めています。一番立ち上がっているロボット掃除機市場でさえ、なお極めて大きな成長の可能性があり、短期的には、個人用と教育用のセグメントが、市場全体の牽引役となると見込まれます。運搬用(配達用ロボット)は、技術の進展に伴い、中期的に高い潜在力がある一方、医療用ロボットは、初期投資が大きいことと、R&Dの成果が読みづらいことから、今なお事業リスクが高いセグメントとなっています。

今回の発表は、チャネル情報、POSデータ、ディストリビューターアンケート調査、公開データなどボトムアップデータソースとトップダウンリサーチの組み合わせによるカウンターポイント社独自の調査方法で実施したものです。Quarterly Market Monitorにその詳細が報告されています。(調査時期:2021年1月1日~2021年12月31日)

【カウンターポイント社概要】
Counterpoint Technology Market ResearchはTMT(テクノロジー・メディア・通信)業界に特化した国際的な調査会社である。主要なテクノロジー企業や金融系の会社に、月報、個別プロジェクト、およびモバイルとハイテク市場についての詳細な分析を提供している。主なアナリストは業界のエキスパートで、平均13年以上の経験をハイテク業界で積んだ経験を持つ。

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