「鎌倉殿の13人」ついに頼家の死、朝雅の活躍、実朝の花嫁選び…第33回放送「修善寺」予習 (4/5ページ)
しかし、実朝は気に入らなかったようで提案を却下。すでに京都へ(公家の娘を迎えたい、と)打診しており、果たして彼女が選ばれたのです。
彼女は坊門姫(ぼうもんひめ。実名不詳)、当時12歳の少女でした。一説には坊門信子(のぶこ)と呼ばれますが、史料には裏付けがなく『尊卑分脈』に記載されている坊門信清の妹(彼女にとっては叔母)・信子と混同されたと言われます。
鎌倉へ嫁いできた彼女は実朝と夫婦円満ながら子はできず、やがて実朝が暗殺されると出家して本覚尼(ほんがくに。通称:西八条禅尼)と号し、その菩提を弔いました。
ただし京都に帰っており、後に兄の坊門忠信(ただのぶ)・坊門忠清(ただきよ)が承久の乱で鎌倉幕府に敵対した際、その助命嘆願を行なっています(お陰で死罪を赦免)。
それは少し先の事とて、大河ドラマではおままごとみたいな夫婦が画面を彩ってくれることでしょう。それが視聴者にとって、ひとときの癒しとなればいいのですが……。
終わりに前回の予告編で何か仮面が登場しましたが、あれは修禅寺に伝わる頼家の仮面と思われます。
当寺でもその詳細は明らかにされておらず、岡本綺堂が新歌舞伎「修禅寺物語」を書くキッカケになったとか。その禍々しいデザインは、頼家の悲しい末路を予感させます。
そして前回、一幡(演:相澤壮太)を前に仏心が芽生えてしまった善児(演:梶原善)。