世界最古、3億8000万年前の心臓の化石を発見。進化の歴史を紐解くヒントに (1/3ページ)
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オーストラリアの堆積物の中から、これまでで最古となる、保存状態の良い魚の心臓の化石が発見された。
心臓はデボン紀(4億19200万年~3億5890万年前)に生息した「節頸目」の魚のもので、それまでアゴのある魚(顎口類)では最古とされた心臓より2億5000万年も古い。
これほど古いにもかかわらず、S字で2室ある心臓には古代の魚と現代のサメとの類似性を見てとれるという。
アゴのない脊椎動物からアゴのある脊椎動物とへいたった進化をひもとくヒントになると考えられている。
この研究は『Science』(2022年9月15日付)に掲載された。
・心臓の位置が現代のサメと同じ
太古の魚の心臓の化石は2008年、西オーストラリア州の「ゴーゴー累層」で発掘された。
この地層には古生代デボン紀の岩礁生物の化石が豊富に残されており、歯の起源やヒレから手足への遷移など、進化について貴重な手がかりが発見されてきたところだ。