事故で「クルマが悪い!」とは言えなくなる時代に、EDRの義務化へ (1/4ページ)
最近になっても痛ましい事故が続いていますね。事故が発生すると、当事者には刑事・行政・民事上の責任が発生することをご存じかと思います(免許を所持している方)。
事故が起きた後の経過として、重大な事故や被害者の状態などによって、当事者(加害者)に対する責任の重さも変わってきます。
昨今では、「クルマが変な動きをした」、「ブレーキを踏んだのに車が動いたままだった」などという当事者の発言から、起きた事故の解決を複雑にしてしまうという現象も起きています。
そんなトラブルを少しでも少なくするために、国土交通省で2022年ごろからEDR(イベント・データ・レコーダー)義務化という構想があがってきました。
ここでは、EDRとは何?ドラレコとかとは違うのなどのお話をしていきます。
■事故が起きるとそもそもどういう経過になるの?引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/4539476?title=%E4%BA%8B%E6%95%85%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8&searchId=2463627210
事故を起こしてしまい、相手側が傷害や死亡などになってしまった場合には、刑事・行政・民事上の義務が発生します。物損事故のみの場合は、民事上の責任です。
刑事上の責任:加害者側の重大な過失具合などにより、罰金刑、懲役刑、禁固刑などが決定されます。 行政上の責任:事故による交通違反の状況に対して、違反点数がつけられ、免許停止・免許取り消しなどの処分が行われます。 民事上の責任:事故によってケガした方への治療費や慰謝料・逸失利益などを支払う義務が発生します。これらの責任は、基本的に独立して稼働し、処分が下ることになります。
ただ、事故の詳細がはっきりしないことで、それぞれの責任が決まらないなんてことも起きてきます。
例えば刑事上の裁判で、「クルマがブレーキを踏んでも止まらず、加速した」などと証言したことで、刑事裁判の判決が終了するまで、民事賠償を行う予定である任意保険会社が、相手方への賠償が進まなくなるなどです。