砂漠を侵食していく大量の衣類。ファストファッションの墓場 (1/3ページ)
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流行の服を着たいという消費者の要望に応えて、短いサイクルで低価格の衣類を販売する「ファストファッション」業界は、この15年で生産量と消費量が倍増している。
そして売れ残ったり不要となった年間推定3万9000トンにもおよぶ衣類は、南米チリにあるアタカマ砂漠に毎年廃棄されていくという。
砂漠を覆うように広がる大量の衣類の山。このファストファッションの墓場が、近年深刻な環境汚染を引き起こしており、問題視されている。
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The fast fashion graveyard in Chile's Atacama Desert - BBC News・ファストファッションの墓場となったチリのアタカマ砂漠
アンデス山脈と太平洋の間に位置するチリの海岸砂漠「アタカマ砂漠」には、世界中から集められたファストファッション業界の不要の衣類が山積みになっている。
南米で最大の古着輸入国となっているチリでは、毎年北部アルトオスピシオにあるイキケ港(外国貨物に関税を課さない商港)に約6万トンの衣料品が到着する。
その一部は1800km離れた首都サンティアゴからの衣料品業者に買い取られ、残る多くは他の中南米諸国での再販を目的として密輸出される。
だが、実際に流通するのはわずか2万トン(15%)だ。