「イクメン」はもう古い!今問われる男性の育児・家事への関わり方とは (2/4ページ)

新刊JP

――なぜパパ視点の育児書が少ないのでしょうか?

鬼木:理由は大きく分けて2つあると感じています。1つは、ジェンダー平等が当たり前と言われている状況の中、そもそもママとパパという男女を意識した視点で本を書くことがとても難しいということです。女性が、男性がという書き方は誤解を招きかねず、非常に気を遣うテーマです。

2つ目は、日本では子育てを主体的にしながら、教育関連業務を専門としている男性が少ないことにあると思います。小学校、中学校などの教育論を研究している男性は非常に多いのですが、幼児教育となると女性が多く、子育てのノウハウ本は多く出版されているものの、パパ目線の育児書は少ないように思います。

――本書の中で「イクメン」という言葉は古いと指摘されていました。その心を教えてください。

鬼木:「イクメン」という言葉が流行ったことで、男性の子育てに注目が集まったことは素晴らしいことですが、そもそもイクメンというのは、女性が育児をすることを前提とした言葉です。

男性が当たり前のように育児をするようになれば、「イクメン」という言葉は使われなくなるだろうと考えています。ママの手伝いをパパがするのではなく、パパが主体的に子育てを行うことがとても大切だと思います。

――執筆中に難しかったことや苦労したところがありましたら教えていただきたいです。

鬼木:先ほどのお話にもあった「女性と男性の違い」の表現と、人それぞれ、家庭それぞれに個性がある中で子育てに関する記述にはとても気を遣いました。データ上ではママが主に育児をしているご家庭が多いのですが、パパの方が主体的に行っている家もありますし、中にはシングルマザーで頑張っていらっしゃる方もいます。

また、少なからず男女には違いがあるのも事実です。あまり断定的に記載しすぎてもよくありませんが、現状を鑑み、今の日本の男女の違いを踏まえた上でのパパ育児の在り方というのを本書では主張したかったところです。

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