「イクメン」はもう古い!今問われる男性の育児・家事への関わり方とは (4/4ページ)
格好をつけるのではなく、一緒にふざけ、大声で笑う関係が子どもとの信頼関係を構築していきます。
――近年、テレワークが普及して家で仕事をする人は増えていますから、子育てに充てる時間は増やしやすいのではないでしょうか。
鬼木:ただ、家で仕事をしているといっても、それはあくまで仕事の時間ですからね。家にいるからたくさん子どもと関われるかというと、必ずしもそうではないと思います。結局、テレワークといっても働く場所が変わるだけなので、「たとえ短い時間であっても子どもと関わる」という強い意志がないと何も変わらないと思います。
――鬼木教授ご自身は子育てでうまくいかないことはありますか? またこれまでに悩んだことがありましたら教えていただきたいです。
鬼木:うまくいかないことはよくあります。双子の男の子に、「早くご飯を食べないとおばけが出るぞー」と言ったらすぐに食べたので、双子の女の子に試してみたら大泣きされて大変だったり、「男の子なんだから、そのくらいでメソメソしない!」と怒ったら、その後、辛いことがあっても涙をこらえていたことがわかり、「ごめんね、辛い時は泣いてもいいよ」と訂正したり、試行錯誤の連続でした。
ただ、悩んだことはほとんどありません。本の中にも書いていますが、子育てに失敗はないのです。しっかり愛情を注いでいれば細かな失敗は後の笑い話にしてしまえばいいのです。子どももひとりの人間ですので、どんなことでも、話を聞いてあげ、一緒に成長する姿勢があれば難しい局面も乗り越えられると思っています。
(後編に続く)