チェルノブイリの黒いカエルが適応進化の過程を明らかにする (1/4ページ)
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生物が環境に適応する為の進化は、今もなお着々と進行している。その証拠は、1986年に史上最悪の原発事故が起きたウクライナのチェルノブイリで見ることができる。
チェルノブイリは今や自然豊かな野生生物の宝庫となっているが、スペインの研究者によると、以前は珍しかった黒いカエルが増えているのだそうだ。
原発事故の影響で、周囲の自然環境は高濃度の放射線によって汚染された。チェルノブイリの黒いカエルは、そうした環境に「自然選択」を通じてうまく適応した結果だと考えられるという。
・チェルノブイリの環境に適応した黒いカエル
スペイン、オビエド大学のヘルマン・オリサオラ氏らの研究グループは、2016年からチェルノブイリの現地調査を進めている。
ここは原発事故から30年が経過した今、人間がいなくなったことで豊かな生態系育まれ、野生生物が多く存在する、ヨーロッパ最大の自然保護区の 1 つとなった。現在では、さまざまな種類の絶滅危惧種が保護されている。