ボールが坂道を上り、物の大きさが変わる 物理法則が無視される禁断の地「オレゴンの渦」 (1/3ページ)

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 アメリカ北西部のオレゴン州には、先住民たちから「禁断の地」と呼ばれ、現代でも奇妙な現象が確認できる「オレゴンの渦(oregon vortex)」と呼ばれる場所がある。

 「オレゴンの渦」は、地質学者、物理学者にして鉱山技師でもあるジョン・リトスター氏が1920年までに研究し、1930年に一般に公開された。

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 この地域は、白人の入植と開発が行われるまでの長い間、現地のネイティブアメリカンの人々が「禁断の地」として忌み嫌っていた場所だった。この場所ではボールや水が坂道を転がり、場所によっては物体が大きく見えたり小さく見えたりするような、物理学の基本的な法則を無視しているとしか思えない現象が数多く報告された。

 また、昔から「馬もこの場所を避ける」と言い伝えられてきたため、一度テレビ番組が実験を試みたところ、本当に馬が「オレゴンの渦」現象が確認できる一帯に入ることを嫌がった。このことから言い伝えが正しかったことが明らかになっている。

 さて、この場所には一つの象徴的な木造の小屋が建っている。一見普通の小屋なのだが、なぜか大きく傾き地面に引きずり込まれるような見た目になっている。小屋の中では床や壁が傾いているにもかかわらず、ほうきが斜めに傾いた状態で静かに立っているのだ。

 この家はもともと1904年に鉱山会社オールド・グレイ・イーグル・マイニング・カンパニーのオフィスとして建てられたものだ。同社は1911年にこの地域での金の採掘を中止したが、1914年にリトスター氏が倒壊寸前のこの家を発見。家とその周囲で発生している異常な状況に気づいてこの家に移り住むことを決め、独自に「渦」の研究をすることにした。

 彼は1959年に亡くなるまでの数年間、この地で何千回と実験を繰り返したものの、謎は解けなかった。

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