雷、粟、岩…バリエーション豊富な日本最古のお菓子「おこし」の歴史を辿る【後編】 (2/3ページ)

Japaaan

雷おこしの誕生は18世紀

雷おこしは原料に米を使っており、砂糖を主体とした、柔らかめな仕上がりの味わいが特徴的なお菓子です。

形状も板状ではなく団子状となっているところが、大坂のおこしとの大きな違いでしょう。

その名称は浅草のシンボルである雷門(もともとは風雷神門)に由来します。寛政7(1795)年頃には『浅草寺誌』の記録に登場しているので、この頃には既に販売されていたと考えられます。

雷門

雷おこしは、四万六千日(ほおずき市)の観音様ご開帳の日に売られるようになり、 「家を起こす」「名を起こす」縁起物としてヒット商品となりました。現在は東京を代表する銘菓として知られています。

現代のバリエーション

こうして、大坂と江戸のそれぞれで独自のおこしが庶民の間に広まり、その後も改良が重ねられていきました。

そして、庶民でも手軽に作ることができるお菓子として、おこしは日本全国に広まっていったのです。

大坂や江戸以外でも、ゆず風味で三角形の形をした京都のおこしや、米を使わずにゴマやピーナッツを水飴で固めてきな粉をまぶした岐阜県飛騨地方の「こくせん」というのもあります。

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