人間の生死や禍福を司る神として信仰の対象となった北極星と北斗七星 (3/3ページ)

心に残る家族葬

宇宙に比べれば個人の人生などあっという間である。人は死んだら星になるという。ポリネシアの人々は死ぬ前に、自分が死んだらあの星に生まれると好きな星を選び、安らかに死んでいくそうである。太陽が輝く青空が躍動する生命の世界なら、星の輝く夜空は死と再生を祈る静謐な世界といえる。冬の夜空を見上げて北極星と北斗七星に思いを馳せてみてはどうだろうか。

■参考資料

■拙稿 宇宙飛行士が体験する宇宙飛行の前と後で変容する宗教に対する意識
■吉野裕子「陰陽五行思想からみた日本の祭―伊勢神宮祭祀・大嘗祭を中心として」弘文社(1978)
■吉田光邦「星の宗教」淡交社(1970)

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