「鎌倉殿の13人」泉親衡とは何者か?北条義時・和田義盛の開戦前夜…第40回放送「罠と罠」予習【上】 (1/7ページ)

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「鎌倉殿の13人」泉親衡とは何者か?北条義時・和田義盛の開戦前夜…第40回放送「罠と罠」予習【上】

鎌倉殿をお飾り(大義名分)に祭り上げ、我が意のままに政(まつりごと)を専横する北条義時(演:小栗旬)。その一方で、古き良き坂東武者の意地を見せるごとく義時と対立する和田義盛(演:横田栄司)。

広元「絵に描いたような坂東武者」
義時「随分と少なくなった」
広元「やがてそれもいなくなる」

……かつて武士の世を切り拓くため、平家討伐に立ち上がり、力を合わせ戦ってきた御家人同士の殺し合い。

梶原景時(演:中村獅童)を粛清し、比企能員(演:佐藤二朗)を粛清し、畠山重忠(演:中川大志)を粛清し……残っているのは、北条氏と三浦一族(だけではありませんが……)。和田義盛は三浦の長老です。

雌雄を決するに当たり、三浦義村(演:山本耕史)がキーマンとなるのは必定。果たして彼は長老と盟友のどっちを選ぶのでしょうか。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、第40回放送のサブタイトルは「罠と罠」。これは義時が和田一族を挙兵(謀叛)に追い込むための「罠」と、もう一つの「罠」が何を意味するのか、が来週までの宿題となります。

今回は建暦3年(1213年)、和田一族が挙兵するキッカケとなる「泉親衡の乱」を中心に紹介。鎌倉幕府の公式記録『吾妻鏡』を読み進めていきましょう。

関与する者200名!発覚した謀叛計画

時は建暦3年(1213年)2月15日、御家人の千葉介成胤(ちばのすけ なりたね。千葉介常胤の孫)が一人の僧侶を生け捕りました。

天霽。千葉介成胤生虜法師一人進相州。是叛逆之輩中使也〔信濃國住人靑栗七郎弟。阿靜房安念云々〕。爲望合力之奉。向彼司馬甘繩家處。依存忠直。召進之云々。相州即被上啓此子細。如前大膳大夫有評議。被渡山城判官行村之方。可糺問其實否之旨被仰出。仍被相副金窪兵衛尉行親云々。

※『吾妻鏡』建暦3年(1213年)2月15日条

「こやつが謀叛への加担をそそのかして来おったのじゃ!」

捕らわれたのは阿静房安念(あじょうぼう あんねん)、その身柄は二階堂行村(にかいどう ゆきむら。

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