もしも恐竜が絶滅していなかったら、人類のように進化し文明を築き上げていただろうか? (4/6ページ)
「少しは脳が大きくなったかもしれないが、天才的な進化を遂げただろうことを示す証拠はほとんどない」
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恐竜の進化予測モデル「ダイナソイド」 / image credit:Dale Russell & Ron Seguin/Canadian Museum of Nature via Naish & Tattersdill、Canadian Journal of Earth Sciences、2021・人類の知能ですら、予測できない進化だった
現実には、小惑星によって恐竜は絶滅し(諸説あり)、哺乳類の台頭が始まった。だが、それによって私たち人類の登場が必然だったかというと、そうでもないようだ。
哺乳類にはまた違う制約がある。草食であれ肉食であれ、恐竜のように超巨大化することはなかった。
その代わりに大きな脳を繰り返し進化させた。シャチ、マッコウクジラ、ヒゲクジラ、ゾウ、ヒョウアザラシ、類人猿などは、人間と同等かそれ以上に大きな脳を進化させている。
カラスやオウムなど、今日まで生き残った恐竜の子孫もまた複雑な脳を持つ。彼らは道具を使い、会話をし、数を数えることができる。
それでももっとも大きな脳ともっとも複雑な行動を進化させたのは、類人猿、ゾウ、イルカなどの哺乳類だ。
だがロングリッチ氏によれば、恐竜が絶滅したことで、哺乳類の知能の進化が必ず起きたとは限らないのだという。スタート地点はゴール地点を限定するだろうが、それを保証するわけではないからだ。