徳川家康が名づけ親?暴れん坊将軍もこよなく愛した駿河名物・安倍川餅とは (1/3ページ)
皆さん、お餅は好きですか?筆者は大好きで、特に磯辺巻き(焼いた餅に醤油をつけ、海苔で巻いたもの)が好みです。
それを聞いた知り合いの駿州人(静岡県東部民)は「しょっぱい餅なんてあり得ない。安倍川餅(あべかわもち)こそ人類の至宝」と譲りません。
まぁ「みんな違ってみんないい」のですが、せっかくなので今回はこの安倍川餅について調べてみたいと思います。
徳川家康に献上された「金な粉餅」安倍川餅とはその名の通り安倍川(静岡県静岡市)のほとりで生まれた餅です。
伝承によれば、徳川家康(とくがわ いえやす)がご当地に立ち寄ったところ、茶屋の主人が献上したのが始まりとのこと。
当時、安倍川の上流には梅ヶ島金山(うめがしまきんざん)があり、流域では砂金が採れたと言います。
そこで主人はつき立てホカホカの餅に黄粉(きなこ。大豆粉)をまぶし、これを砂金に見立てたのです。
「さぁさ召しませ、安倍川名物『金な粉もち』にござる……」言われてみると、確かに砂金をまぶしたっぽい(イメージ)
「上様。こちらが当店自慢『安倍川の金な粉(きなこ)餅』にございまする」
やわらかな餅の触感と温かく香り立つ黄粉のやさしい甘味がたまらない……家康はこれを安倍川餅と名づけたのでした。