2つのブラックホールが偶然に衝突し、未だかつてない時空の波紋を広げる (3/5ページ)

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GW190521 The Impossible Black Hole・史上初めて観測された動的な出会い
 ガンバ氏らは、シミュレーションで衝突するブラックホールの軌道・回転・質量などを調整しつつGW19052の再現を試み、彼女らの仮説を検証することにした。

 その結果、2つのブラックホールは連星ではなかったことが示唆されたという。

 そうではなく、お互いがお互いの重力に捕獲され、荒々しい偏心したループで2回ほど宙返りした後で、衝突して誕生したブラックホールだったらしいことが明らかになった。

 この状況では、どちらのブラックホールも回転しないのだ。

 研究チームによると、こうした状況は、重力による相互作用が起こりやすい星団など、密集した宇宙で発生しやすいのだそうだ。

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Gravitational waves from the first detection of a neutron star - black hole merger (GW200105)・2つのブラックホールが融合してできた単一のブラックホール
 今回明らかになったことは、GW190521についてすでに知られていたことと整合的だ。

 たとえば、GW190521を発生させたブラックホールの片方は、太陽の約85倍の質量をもつと推定されていた。

 現在のブラックホール理論では、太陽質量の65倍を超えるブラックホールが、単一の星から誕生することはないとされている。そのような大きなブラックホールは、ブラックホール同士の合体によってしか誕生しない。
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