2つのブラックホールが偶然に衝突し、未だかつてない時空の波紋を広げる (4/5ページ)
今回の研究では、衝突した2つのブラックホールは、それぞれ太陽質量の81倍と52倍だったと推定されている。
つまり片方についてはこれまでの推定値よりもわずかに下回るが、それでも単一の星から誕生するブラックホールを超えている。
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こうしたブラックホールの動的な出会いはきわめて稀と考えられているが、ありえないわけではない。GW190521は、そうした珍しい現象の初の観測事例である可能性もあるとのことだ。
そして初めて観測に成功したということは、今後数年のうちにさらに多くの事例が観測されるかもしれないということだ。
GW190521を検出した重力波観測装置「LIGO」と「Virgo」は、2023年3月から日本の大型低温重力波望遠鏡「KAGRA」と連携して、新たな重力波の観測を開始する。
この研究は『Nature Astronomy』(2022年11月17日付)に掲載された。